ギターの速弾き練習曲!初心者から上級者までの効果的な練習方法

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ギターの速弾き練習曲!初心者から上級者までの効果的な練習方法

ギターの速弾き(スウィープ・ピッキング、エコノミー・ピッキング、レガートなど)は、多くのギタリストが憧れるスキルです。

しかし、速弾きを習得するには適切な練習曲とトレーニング方法が必要です。

どうすれば速弾きができるようになるのか考えていきましょう。

速弾きの基礎を固める練習曲

速弾きを習得するには、まず基礎的なフレーズを確実に弾けるようになることが大切です。とは言え、弾くフレーズによって必ずしも正確無比に弾く必要はない時もあります。

ただ、やはり基本の練習は変わりません。中でも「クロマティック」のスケールは練習には最適です。

Amマイナー・ペンタトニック・スケール

ロックやブルースでよく使われるスケールで、速弾きの基礎に最適。

ポジション例:

  • E|---------------------5-8-|
  • B|-----------------5-8-----|
  • G|-------------5-7---------|
  • D|---------5-7-------------|
  • A|-----5-7-----------------|
  • E|-5-8---------------------|

クロマチックスケール エクササイズ

クロマチック・エクササイズは、すべての指を均等に動かせるようにする基本練習です。特に速弾きの際に重要な指の独立性を養うのに役立ちます。

1弦から6弦まで、1フレットから4フレットを使って「1-2-3-4」の順で弾き、各弦を往復する。

step
1
1フレットから4フレットまで、1本ずつ指を使って弦を押さえる。

step
2
低い弦から高い弦へ、またその逆も練習する。

step
3
メトロノームを使い、徐々にテンポを上げる。(最初はBPM 60からスタート)

この練習を続けることで、指がスムーズに動くようになり、速弾きの基礎を固めることができます。

スケールの繰り返し

速弾きをするためには、スケールを覚えるのが手っ取り早いです。なぜなら、速弾きの大半はスケールの繰り返しだからです。

メロディーラインを弾いていくというよりは、規則的な音階を連続で弾いていくだけです。

メジャースケールやマイナースケール、ペンタトニックスケールなどスケールには色々ありますが、覚えるというよりは自分の気に入ったフレーズを練習する方が効果的です。

3ノート・パー・ストリング・スケールといって、1弦につき3音ずつ弾く方法もいいでしょう。

スケール練習を毎日続けることで、速弾きに必要なスムーズな運指とピッキングの安定性が向上します。

アルペジオ・フレーズ

スウィープ・ピッキング(スイープ奏法)は、速弾きをする上で非常に重要なテクニックです。アルペジオ・フレーズを練習することで、スムーズなピッキングとフィンガリングを習得できます。

一番、いい練習はAmのスウィープアルペジオです。

step
1
まずは2〜3本弦から始めて、徐々に本数を増やしていく。

step
2
各ポジションで練習

step
3
1〜3弦、4〜6弦のポジションをつなげて大スウィープを練習

この練習を繰り返すことで、流れるような速弾きアルペジオが弾けるようになります。

エコノミーピッキング

速弾きと言えば、オルタネイトピッキング(ダウンアップを交互に弾く)ですが、エコノミーピッキングは流れるような速弾きには欠かせません。

弦と弦のつなぎをダウンダウン、もしくはアップアップで弾いていくのですが、これができるとオルタネイトよりも速く弾けるようになってきます。

「Eruption」タッピングパート(Van Halen)

速弾きはピッキングだけではなくタッピングもあります。中でもVan Halen「Eruption」はタッピング好きにはたまらないものになっています。(エディ・ヴァン・ヘイレンの名曲。速弾きとタッピングの入門に。)

中・上級者向けの速弾き練習曲

基礎的な速弾きのフレーズをマスターしたら、実際の楽曲を使ってさらにテクニックを磨いていきましょう。

イングヴェイ・マルムスティーン風フレーズ

ネオクラシカルメタルで有名なイングヴェイ・マルムスティーンのプレイスタイルは、速弾きを学ぶ上で非常に参考になります。

練習ポイント

  • ハーモニックマイナースケールを使ったフレーズを練習する。
  • スウィープ・ピッキングを活用したアルペジオを取り入れる。
  • レガート(スラー)を多用して滑らかな音を意識する。

ポール・ギルバートのペンタトニック速弾き

ポール・ギルバートは、ピッキングの精度が高いことで有名なギタリストです。

ポールと言えば、超高速マシンガンピッキングですが、ペンタトニック・スケールを使った速弾きフレーズもいい練習になります。

上級者は、より高度なテクニックを駆使した曲に挑戦することで、さらに速弾きを極めることができます。

スティーブ・ヴァイのレガート

スティーブ・ヴァイの楽曲は、レガート奏法を多用した速弾きが特徴で、リディアンなどの独特の音階を使うのが特徴です。

まとめ

速弾き練習ポイント

  • メトロノームを活用: 60BPMから始めて、正確に弾けるテンポで徐々に上げていく。
  • 短時間集中: 毎日10〜15分の反復練習が効果的。
  • 録音チェック: 自分の演奏を録音して、クリアさやミスを確認。

速弾きを習得するには、基礎から徐々にステップアップし、正確なピッキングとフィンガリングを意識しながら練習することが重要です。

  • この記事を書いた人

haka

ギター歴10年以上 80年代海外HRギタリストの影響でテクニカル系のギターテクニックをブログで発信。参考にしてください。

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